NGワードには気をつけよう
志望動機での注意ポイント
書類選考で重視されるポイントは、もちろん志望動機です。自分の思いを文章にするので、その気持ちを文章で表現することが難しい点もありますが、面接試験にすすむためには記載した志望動機が評価されることが大前提です。次のステップにすすめるようになるため、書類選考は転職成功につながるファーストステップとして意識しなければならないのです。採用担当者が納得するような志望動機を考えたら、採用担当者側の立場にたち、作成した志望動機がどのようなイメージをあたえるのかを想像してみるといいでしょう。そこで、志望動機にそぐわないNGワードを紹介します。
不安をあおる志望動機
採用後も不安が残るような人材はまず採用されません。不安を抱かせない、または連想させない言葉を選ぶように意識することは大前提です。例えば、「心機一転」というワードですが、こちらはNGワードとなります。「心機一転」や「心新たに」というワードは、採用担当者に、前職に不満があって退職したことを連想させるNGワードになります。前職で不満があった人は、採用担当者からみれば不満を感じやすい人と判断されやすく、マイナスな印象をあたえてしまいます。
要求が多い志望動機
転職の志望動機が、勉強のためや成長したい気持ちがあることを伝える場合、採用担当者は社会人としての考えが曖昧であると判断し、社会人としての甘さを指摘されてしまう可能性があります。もちろん成長したい気持ちがあることはよいことですが、入社後に成長をさせてもらえる、育ててもらうようなニュアンスで書かないようにしましょう。常に向上心を持ち続けるなど、自ら行動を起こす好印象をあたえることがポイントです。
特に避けるべきNGワードは、「御社に魅力を感じたこと」や、「御社に貢献したい」などのワードです。これらのワードは、意外にインパクトがない言葉です。漠然とした意志ではなく、貢献したいと思っているという思いの度合いや魅力に感じた具体例をあげて伝えれば採用担当者は納得できます。
温度差のある志望動機
志望動機の最後のくくりとなる部分は、文章をより引締め、好印象で終わらせる絶好のチャンスポイントです。しかし、印象に残る文末を作ることは意外に難しく、読み終わった後に何も残らない志望動機になりがちです。ここで再確認したいのは、採用担当者が求める人物像です。忠実に働ける人材なのか、自らアクティブに動ける人材なのか、採用担当者の心に響く言葉を並べる必要があります。ただ「がんばる」という言葉だけでは一般的すぎる表現であるため印象的にはうつりません。具体例を加えてしっかり自分をアピールする努力をしましょう。
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